[7-C] 抵当権と根抵当権

抵当権と根抵当権の違い

 この二つには法律的には様々な違いがありますが、不動産投資の観点からすれば大きな違いはありません。そのため、任意に選べるならば費用の安い抵当権が有利です。

  通常、根抵当権を設定する場合、金融機関は、後から修繕などで資金が必要となった場合にお金を貸しやすいなどと説明しますが、10年経っても1割程度しか 残債が減らないため、既に目一杯のローンを出してしまっている場合は、将来的にも担保に空き枠ができることはありません。

 そのため、空き枠を使って追加融資というのは、あまり現実的ではありません。それにもかかわらず、根抵当権は抵当権の2割増し程度の金額で設定されることが多いため、抵当権設定費用(融資額の0.4%)が2割余計にかかってしまいます。

 また、理論上は、常に極度額一杯の融資を受けられてしまう可能性があるので、二番抵当を打つ金融機関が嫌がって融資を出さないこともあります。借りる側から見てあまり得のない根抵当権は避けられるならば避けた方が良いでしょう。


2013/11/07更新