[A5-2016]香港2(マカオカジノ編)

訪問日:2016年1月

■マカオのカジノ編

・ギャラクシーホテル(澳門銀河 opened on 2011)のあまりに巨大なカジノに驚く

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私は驚いたり感動したりすることは少ないのですが、今回はインパクトありました。
この資源を別で使えば、おおよそすべての貧困や環境問題は、地球上からなくなるに違いない。とてつもない電力消費。
銀河の最果てにある世界で一番大きなカジノ。調べたわけではないが多分正しい。(正確にはベネチアン-マカオが世界最大だそうですが、ぱっと見は、ギャラクシーがインパクトありでした)
総工費はUSD 2Bで、ラスベガスのCity Center建設で費やしたUSD 9Bには及ばないが、マカオに行ったら必ず見るべし。客の入りも良いように思える。
厳密に言えば、このカジノは、ギャラクシー(1500部屋)とホテル・オークラ(同410)とバンヤン ツリー(同254)の3ホテルで共同運用している。

GALAXY ENTERTAINMENT CLAIMS BIGGEST SLICE OF MACAU CASINO MARKET SHARE
http://calvinayre.com/…/galaxy-claims-biggest-slice-macau-…/
によれば、マカオを訪れる客の1/4はギャラクシーに集まっており、マカオ最大のシェアである。その次のシェアはグランドリスボアなど複数施設を経営しているSJM。この二社でシェアは50%近いとのこと。

一方、2015年にできたStudio Cityは集客が弱かった様子(多分、日本の初期のUSJと同じでテーマが中国人に合っていない?ギャラクシーの大きさに比べてインパクト不足?) City of Dreams(COD)はそれなり。

CODの中には江戸という高級和食店があり、オーナーは日本でウニなどを扱っている水産会社なのだとか。不動産+実業ビジネス×社歴が長い=最強 の法則にあてはまる。

・真のハイローラーはSun City VIPにいる

今回は、ハイリミットエリアでIDカードを作り入場してみた。
ハイリミットエリアでは、無料のお茶やお菓子が豪華。
お茶のコップもやたらと大きく、固形燃料の丸コンロで温めてくれたりする。
ゆっくり飲んで、そのあいだにたくさんプレイしてくれということか。

だが、今回わかったのは、真のSuper VIPプレイヤーはハイリミットではなく、別フロアのSun City VIP Roomにいるということ。
Sun Cityは香港に上場している。世界のVIPをカジノに連れて行く、ジャンケット業者とよばれる紹介ビジネスの会社らしい。(このあたりの事情はパンローリング関係者が詳しい)

素人的には、わざわざジャンケット業者に依頼せずとも、自分でカジノに行けばいいではないか。と思うのだが、コンプと呼ばれる「おもてなし」が全然違うらしい。
たとえば、プライベートジェットを手配してくれることから始まり、どこかの空軍のリアル戦闘機の搭乗体験やら宇宙旅行など、いろいろ出してくれるそうな。

なら、ひとまず現場に行ってみようということで、Sun City VIPの受付に行くも「来るな!」というオーラが強く出ていて、話すらできなかった。

・ひとり30万円のディナーコース。高いものがよく売れる。

そこで、付近を探索してみたところSuper VIP専用のレストランあり。
シーフードのフルコースが30万円/ひとり と書かれていた。
「席とれる?」と聞いたら「先にメニュー見ろ。高いぞ」ということになる。
簡単な火鍋料理なら1万円くらいで済みそうだったので入ってみた。

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レストランの中には水槽があり高級魚が泳いでいた。魚料理はすべてlive fishでいずれも時価。ワインは、中国で人気の高いシャトー・ラフィットがおすすめに入っていて何十万円かしていた。
だが、こんなの誰が食べるんだ。という雰囲気でもなく、その程度の額は気にならない人しか来ない。

それは香港でも同じ。マンダリンオリエンタル・ランドマークのバーなどは、すーごい高い。紅茶1杯で2,000円を超える(日本でも外資ホテルは同じようなものだが)
だが、いつ行っても満席で、ホテルもスーパー・スイート(100万円/泊とかの部屋)が空室になることはあまりないとのこと。

・マカオのカジノ客が激減?

今回マカオに来た理由がこの調査なのだが、正直、これは現場を見ただけでは分からない。大口BETのほとんどは、VIPルーム内であろうし、見ても比較対象がないので多いのか少ないのかも分からない。
しかし、最近は、中国から数千億円単位の汚職マネーをマカオへ送金してカジノで溶かした役人が処刑されるなど問題も多発。中国人はマカオで遊ばなくなり、かわりにフィリピン、マニラに新しくできたCity of Dreamsに人が集まっているという情報もあり。

・カジノや飛行機というのは、非常に資本主義の縮図感が強い。

たとえば、ビジネスクラスにひとりしか客が乗っていなくて、エコノミーにはたくさんの客が乗っているという場合。迎えのバスは2台来る。そして、ビジネス の1人だけを乗せたら1台目はすぐに出発。エコノミーは別の小さなバスに、みんな詰め込まれて長時間待たされる。で、ビジネスに乗るやつは広告とアフィリ エイトで稼いでカジノで遊ぶやつ。エコノミーはまじめな学生の研修旅行だったりする。いいのか、これ。と毎回思うが。

また、カジノ併設のシャネル、ブルガリのようなハイブランドの店は、深夜で客が誰もいなくても、店内外の照明は昼と同じフルパワー運用で非常に電力を食う。おそらく、深夜でもVIP殿が今から店を開けろ。と頼めば、誰か出てきて開けてくれるんじゃないかな。

(参考)上位1%の富裕層、今では残る99%よりも多くの富を保有-リポート
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-O157YN6S972M01.html
>この資源を別で使えば、おおよそすべての貧困や環境問題は、地球上からなくなるに違いない。
冒頭の一文は、あながち冗談でもないのです。


2016/02/14更新