[M2-2016]ドバイ・プロパティ・ショー@香港

2014/04/23更新

訪問日:2016年1月

ドバイ・プロパティ・ショー@香港のメモ

■プロジェクト名:AL MARJAN ISLAND

12651383_978961378858995_7080643831676148092_n

・4つの人工島からなるパーティー&リゾートアイランド
・プロジェクト主はRas Al Khaimah(RAK)
・更地で売ってバイヤーが自由に建設するプロジェクトの様子
・造成した土地のエンド価格合計USD 500Mとのこと
(ただし、Wikipediaには投資される予定の金額がUSD 6B前後と書かれていたので、土地造成500Mは安すぎる気もしてどこまで正確かわからない。豪華なビルをたくさん建てるから土地は相対的に安いのか。も しくは当地に特有の予想金額はテキトーという商慣習か)
・Island3の島はまるごと一人の事業家が買った
・アラブ系の人種でスーパーマーケットチェーンを経営している人らしい
・自分の城とスーパーヨットを係留する場所がほしかったため
・5 starホテルも造る
・島の半分は売却済み

12622530_978961312192335_1435331669060215007_o

■プロジェクト名:FALCON CITY

・かなり大型の開発
・戸建てがひとつUSD 1.6Mくらい
・実物よりも大きなエッフェル塔(型のホテル?)
・エジプトのピラミッドよりも大きなピラミッド形ホテル
・戸建てエリアは完成しており5年前から人がすでに暮らしている

■Nakheel

・パーム・ジュメイラを作ったドバイ最大(?)のデベロッパー
・パーム・ジュメイラの付け根にそれほど大きくはない新しいコンドミニアムを新築したのを販売中
・平米単価はUSD 10Kくらいで東京のTier2エリアの高級マンションと同じレベル感か

■聞いたこと

Q.2009年にドバイに行ったことがあるが
A.その頃とはまったく異なる。以前はルールがなく、1物件を4人に売って、残る3人には別の類似物件を引き渡すなども行われていたが、いまは規制が厳しくなった。
業者が開発資金を持ち逃げすることもあったため制度としてエスクロー(safe account)が導入された。
最近は、建設資金の確保制度があるらしく(詳しくはよくわからなかったが)頭金の分割払い中にデフォルトする人が多数となり建設資金が集まらず、クレーンが屋根に乗ったまま止まるというのはなくなった(らしい?)

Q.融資は?
現在は自己資金50%程度必要。金利は3%程度。期間は20-25年。

Q.2009年にはビルを作り過ぎで空室だらけだったはずだがまた追加で作っている?
A.パーム・ジュメイラなどは、その頃から2-3倍になっている。当時とは状況が違う。ドバイの8割は外資系。当時は外資が軒並み撤退したが、また戻って きた。前に一度来ているし戻って来やすかったのではないか。インカムにもキャピタルにも税金がかからないしセーフ・ヘイブンだから、ロシア、イラン、欧州 各国などからお金が集まってくる。中華系は多くない様子。

Q.原油安の影響は?
A.ドバイはカタールなどとは違い石油依存が少ない。統計上は石油関係のビジネスは1割以下。中東のハブとしてトレーディングビジネスのSMEオーナー、そしてその従業員が多い。原油安の影響はあったとしても中東GCCの中では最も少ないだろう。

Q.融資の返済ができなくなると刑務所に入れられる制度はまだあるの?
ある。だが、だいぶ緩和された。アラブ圏にはbankruptcy law(破産と免責という制度)はない。だが、返済の意志があり、毎月少しずつでも返済していれば逮捕されない。違約金や金利の大部分は免除される(日本のモラトリアム法案のような感じ)
返済意思がないと逮捕される。海外(母国)に逃げれば追いかけては来ないので逮捕されない。ただし、再入国はできない。

■感想

このプロジェクトに限らず、ドバイはセーフ・ヘイブンでインカムゲインとキャピタルゲインともに非課税なので、キャッシュをたくさん保有しているムスリムの逃避先としては魅力的なのかも。
現金を多額に持っている人でないと面白みはない。フルローン投資のようなものはない。
ドバイには毎年のように、世界最大のなんとか。のような、スケールの大きい施設が、どんどんできるので楽しそう。
展示会自体は、それなりに大掛かりなブースを出しているのに、私以外に誰も客がいなかったといっていいくらい閑散。予定されていたセミナーも中止された様子。来年はやってないと思われる。

このエントリーをはてなブックマークに追加

この記事についてのお問合わせ

玉川陽介
海外投資
メールマガジン
メルマガ購読・解除