[A2-2017]シンガポール(滞在ビザ、教育、社会システム)

あとから写真追加
ゲートの先が最高級レジデンシャル地域のSentosa coveである。

現地に住んでいる日本人富裕層に聞く

驚きのシンガポール

■Amazing Singapore

・所得税はかかるが安い。テマセクの運用が儲かった年は、所得税計算にリベートという欄ができて税金が値引きされる(!!)もはや国家の仕組みではない。シンガポール株式会社。

・インカムゲインとキャピタルゲインが無料はあまりに有名。

■建物のデザインもすごい

同じデザインの建物を建ててはいけない法律あり。ここに写真:インターレースコンド

シンガポールの長期滞在ビザ3種

■シンガポールに居住するには

・EP(Employment Pass)スキーム
どこかの会社に雇われる必要がある。非公式情報では$7,500(月60万円)が最低ライン。なぜ分かるかといえば、これ以下では却下されるケースが多いため。
JACなる人材会社がレポートしている。三菱の駐在従業員でEPがとれなかったらまずいため調査と情報シェアが必要。

→雇われていない人は?
会社を作り自分に給料を出す。このスキームはいまだに黙認されている。「現地人を雇って給料を払っているか?」と聞かれたりする。雇用があれば国に貢献している感がありEP却下されることがないのではないか?とのこと。いまはこのスキームが基本。法人で債券などを保有してそのクーポンで社長に給料を払う。このスキームが封じられることに備えてPRを申請するのもあり。

→EP Online
ウェブ上で事前の簡易審査ができる。入力多数項目あり。このあたりは日本と違いオープンで良い。

・PR(Permanent Resident)スキーム
かつては、投資家枠で3億円バー、6億円バーなどがあったが、中国人が来すぎて今はお金を積んでもPRは取れなくなった。EPからPRへアップグレードは申請できる様子。
PRは5年更新であり、更新のたびに不正をしていないかなど簡易チェックあり。

・Studentビザスキーム
大使館申請ベースの統計では、日本人 4万人に対して韓国人は10万人いる。韓国人の多くはStudentビザスキームである。Studentビザで来ている韓国人は、感覚的には日本人の10倍以上いる。
Studentビザでは、付帯ビザで母親だけは一緒についてくることができる。日本なら「育児をする父親もいる。母親だけと決めるのはおかしい」とか言いそうだが、そういう議論を無視できるところは効率重視の本音勝負ですばらしい。

→なぜ韓国人はシンガポールに来たがるのか。
サムソンに入るために英語が必要。TOEIC850-900必要。シンガポールで子供に英語を身につけさせたい。このあたりは日本と違って熱心である。

・観光ビザ
観光ビザで入って数ヶ月だけ売春をして帰るタイ人などがいる。売春ブローカーもあり。

シンガポールの教育

■教育水準は高いといわれるが

・インターナショナルスクール
生徒による掃除なし。Door to doorでバス送迎あり。父母同士の交流なし。シンガポール文化の刷り込みもない。当然に日本文化の教育もないので、各国文化の学習については別機関により週一で補講がある(有償)
語学学校の雰囲気に近く、途中から来て途中でさようなら。という一時的な付き合いが基本なので、あっさりした付き合い。いじめもない。もしくは、いじめがあっても英語なのでよく分からない!?
途中から転校して、もっとハイレベルな学校に移る子もいる。ハイレベル=IB※の点数が高い

・シンガポール人向けの学校
外国人でも入れる。シンガポールは詰め込み教育。小学校6年生くらいでThe Primary School Leaving Examination (PSLE) によりブルーワーカー、普通、エリートと完全に分類される。

・日本人学校
大企業の駐在の人、富裕層や投資家などすでに経済的に確立した人、現地採用の裕福でない家庭、これからアジアで旗揚げしたい人などが混在。父母のヒエラルキーができていて人間関係が面倒な様子。モンスターペアレント多し。先生は大変とのこと。

→IBシステム(International Baccalaureate=国際バカロレア,)
Issueベースの教育。スイス発祥。世界共通規格。日本でも増えている。慶応、ICUなどは、この試験だけで入れるらしい?海外で勉強してIBをとって、好きな国の好きな大学に無試験で入ることができる。

シンガポールは楽しい?つまらない?

「日本とシンガポールに永住どちらか二択であれば、迷わず日本」とのこと。
「文化の深さ、食事など。若いうちに何年かシンガポールに住むという経験は良いと思う。子供が学校を卒業するまでは・・」
「やはり日本が素晴らしい」
「海外の生活に慣れるには大変。詰まるところは、そのハードルを超えてまで海外に住みたいか。もしくはその必要があるか」とのこと。

日本人同士でのなれ合いが好きな人、独身で寂しい人にはつらいかもしれない。

■食事
一般の現地人はフードコートで食べる。自炊はあまりしない。
中華は日本よりうまいような気も。店もよるが。
日本人は明治屋でまとめ買い。

■物価
オーチャードのION(有名コンド。M&AなどでExitした日本人がたくさん住んでいる)  4LDK 250m2 140万円
ホテルのカフェでお茶一杯が$18(1,500円)
日本でいえば、港区に住んでホテルのレストランで飲食する感覚

効率的な社会システム

■電子決済
Net’s(Network for Electronic Transfers) 国が推進しているデビットカードが流行っている。
ttp://www.paymentnavi.com/paymentnews/49050.html
Ez LINK =交通系ICカード
Visa payWave
MasterCardコンタクトレス(旧名はPayPass)
日本よりは、はるかに電子マネー社会である。

■移動
車を持つのは高いが公共交通機関は安い。タクシーも他の物価に比べれば安い。タクシーの運転手は月給15万くらい。
GrabTaxi>Uberがはやっている。
電車もかなり安い。

■アマゾンと宅配便
Amazonはない。ECはあまりない。なのでほしいものを売っている場所を探すのが大変。ほとんどはショッピングモールで買っている。
ECはRed mart(ロケットインターネット)で大きな荷物を買う程度。

■きちんとしていて効率的
・カジノの現金引き出しATMは場内にはない。一度、外にで出てあまを冷やせということの様子。
・入国審査は厳しいが、出国審査は無人で効率化。

■5年居住して贈与税非課税スキーム
5年から10年になった。いまのところ(2017現在)ならばシンガポールの公証役場で手続きをすれば公なものとして認められるらしい。

■マレーシアとの国境
WoodlandsとCauseway(セカンドリンク)からマレーシアに行かれるが、手続きが非常に大変で最低でも20-30分くらいかかる。居住者は簡単に通り抜けることができるのかは不明であった。ここで毎回待たされるのであれば、自動改札が当たり前で、何を頼んでもすぐに出てくることに慣れている日本人にはつらい。
マレーシアに住んでシンガポールに通勤するのは実際には大変なのではないか。


2014/04/23更新