[A4-2014]カンボジア

2016/02/14更新

訪問日 2014年03月

■基本情報

プノンペンは3日もあれば、ひと通りのランドマークをすべて回れるくらい小さな町です。
なお、世界遺産アンコールワットはプノンペンにはありません。シェムリアップというタイに近い街に位置します。

通貨は米ドルとカンボジアのお金がミックスで使われています。1米ドル=4100リエル

気候は3月に行ったところによれば、暑くも寒くもなく非常にいい。エアコンがなくても快適で、日本の初夏頃な感じです。

マリファナ売ってるバイクタクシーのおじさんですら日本の大学生よりも英語通じる

■歴史

過去の歴史的な経緯で90%のカンボジア人はベトナム人が嫌いであろうとのこと

街は日本人が思うよりも断然きれい。聞いていたよりは安全な雰囲気。総じて、バンコクの繁華街よりも小ぎれいで過ごしやすい。
1992年までは内戦など、諸々あったため近代化はその後。新しいからきれいというのもあるかも

■交通と通信インフラ

街は、それなりにきちんと舗装されていて地雷が落ちている雰囲気はない。ひったくりは頻発の様子

通勤時間の道路は混沌としているが、道の幅員が広いので、もっとも混雑する時間帯ですら全く動かないということはない。昼は空いている。街が狭いこともあり、あまり移動にストレスはない

きちんとした店のFree Wifiスポットでも、まともにネットに繋がらない。携帯キャリアはSMARTという会社

■政治

現地人いわく「カンボジア人は頭が悪いから、仕事をきっちりするベトナム人に仕事を取られている」

Anti Corruptionなんたら。という国の機関があるくらい汚職がひどい様子。空港のVISA申請コーナーですら、お釣りが適当。出国審査にはNO PAYMENT HEREと看板が出ている。以前は担当官が勝手に料金を徴収して小遣い稼ぎをしていたため(?)

韓国人が政治家に賄賂をあげて、好きなように商売をしているとのこと

水道局に腕の立つ人がいたおかげでカンボジアの水道のクオリティは世界的に有名らしい

■ビジネス

まだスターバックスも未上陸。日本からは、ダイキン、マルハン、SBIグループ、スターツなどが参入している

国で唯一のホテル・カジノのコンプレックス、Naga Worldはマレーシア資本。国で一番大きな商業ビルは韓国資本
現況、国で一番高級なホテルはシンガポールのラッフルズホテル。新しくインドネシア資本で星5ホテルができるらしい。銀行はANZ(豪州系)が目立った。タイ、中国の銀行もあり

カンボジア資本で大きいことをやっている会社はない

一部で有名なプノンペンCommercialBankの米ドル定期預金1年ものは、6.2%の金利だが、居住者6%、非居住者14%の源泉徴収税あり。プノンペンタワー2Fに日本人スタッフ常駐とのこと。SBI RoyalSecuritiesも関係している様子

現地人向けの店では、日本から輸入したと思われる中古のブラウン管テレビが山積み。オーディオ機器も流行っている様子

まだ大手が来ていない。明らかに発展途上。ルールがないに等しい。という点が評価され、カンボジアでビジネスを展開したいと思っている人は少なくない様子

小さいながらもマイクロファイナンス屋の看板も出ていた。(マレーシアのように)消費者金融など個人向け貸金の看板がたくさん出ていることはなかった

■個人の給料と支出

カンボジア人ローカルの月給は300米ドルとっていたら高給取り。ホテルのスタッフは200ドル未満

携帯代金は月に30ドル以内に抑えることができる

一等地にあるきれいな飲食店は、日米よりも30%くらい安い。VATは10%

きれいな飲食店は基本的に外資系(だから近代的できれいなのであろう)

普通にきれいなレストランで食べると、数十ドルかかるのでローカルは入れない。そのため客は全員、外国人。中国人、韓国人の順に多いそう。日本人はまだ少ないが、観光できている日本人は結構いる。一日に何度かは日本語が聞こえる

■みどころ

・ダイヤモンド・アイランド

土地はたくさん余っているはずなのだが、わざわざメコン川を埋め立てて、中心地に新しく島を作った。それなりに近代的な町並み。おそらく古くからのローカルが住んでいるところに作ると、新旧の町並みがミックスとなり、汚い部分が残るのを避けるため?

コンドミニアムは9万ドルくらいで新築が売っている。ただし、プノンペンの不動産取引では二重売買の詐欺にあった日本人もいるという噂。本土へは橋が4本くらいかかっていてJapanese Bridgeという名前のもあり。イオンが大規模スーパーを建設中

・リバーサイド
FCCという、おしゃれ系バーをはじめとして、外国人向けのバーがたくさん。このエリアで40平米程度の川沿い店舗を借りる場合は600米ドル/月

・一番大きなビル
韓国資本。9割方完成だが2014/03現在ではまだ建設中

■ダイヤモンド・アイランドのランドマーク的な開発プロジェクト

[RIVIERA Future of Phnom Penh]
1bed room 価格 $100K 月額想定賃料 後日追記 (表面利回り6-7%)
2bed room $後日追記 月額想定賃料 後日追記
平米あたりの管理費 月額 後日追記

賃料に対する税金はかからない。と言っていたが、みんな払っていない(徴税率が低い)だけではないかと思われる。
購入時の所有権保存に購入額の4%
土地や戸建て(Villa)は買えないが区分所有は所有権を持つことができるとのこと。

キッチンの奥にメイドの部屋付き メイドは50米ドル/月
カナディア銀行(中華系/カナダとは関係ない)が4つの建設プロジェクトを進めている。コンドの営業担当者の名刺もカナディア銀行の人。

建物デザインがどう見てもシンガポールのサンズホテル(船のホテル)なのだが、中国系デベロッパーとのことで、意匠コピーは仕方ないのかも。国で一番目立つランドマークがまがい物というのは気の毒だが。

3 bed roomに内装オプションを追加すると+4.5万米ドル
融資は自己資金30%×15年×金利10%で誰にでも融資可能

ショッピングモールと住居のコンプレックスだが、ショッピングモールの区画はすでにすべて売り切れたとのこと。

購入者の60%程度が中国人、いろいろな方法を使って本土から資金を持ち出してくるとのこと。次に多いのは日本人。

■現地人が無視されている

・プノンペンの一等地は、完全に外国人需要を見越して作られた店。カンボジア人でも月収数万ドルの地主などもいるが、一般人は、家族10人でひとつの戸建てに住んでいたりする。

・25歳のカンボジア人女性が、バーで知り合った60歳のお金持ち米国人と結婚して子供を生んでいたりする。その米国人が彼女の家族全員の面倒をみている。それでも「カンボジア人と結婚して貧乏するよりは、いいなー」という現地人の意見も。

■人身売買や貧困

カンボジアのイメージといえば、これ。という感じだが、ぱっと見た感じだけで言えば、フィリピンのほうがひどい気がする。

信号待ちの間に幼児が駆け寄ってきて物乞いをすることはある。
街を普通に歩いているだけでは、びっくりするような光景には出くわさない。

■成長性と投資妙味

国土や国家システムと言える各種制度を外資に切り売りして成り立っている経済。悪く言えば頭の冴えないシンガポールのような感じ。

政治腐敗をどのように食い止めるか。また、ローカルを無視した成長をどこまで続けることができるのか。これが一番の焦点であろう。

反体制デモ、突然のルール変更などのリスクはあるが、大手が参入していない点、街がまだ小さい点、外資が比較的自由にビジネスを展開できる雰囲気は、起業、投資対象として面白いかもしれない。

米ドルが流通しているため、同国の金融政策失敗による投資リスクは少ないと思われる点は非常によい。

結論的には、投資妙味はなくはないが、わざわざ投資しに行くかといえば行かないであろう。

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玉川陽介
海外投資
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