2016/06/19

地域金融機関がマイナス金利で苦しんでいる

地域金融機関がマイナス金利で苦しんでいる
とある金融機関に相談に行ったら「うちも儲からなくて困っている」と逆に愚痴られました。

「大手は、スプレッドが小さくても融資額が大きいので、固定費支払いはカバーできる。日銀からも貸出支援基金をタダ同然で借りられるからいいんです」
「一方、うちは、日銀とは直接つながっていないので、インターバンクや日銀から資金を得るのにコストがかかる。某メガバンを経由して調達しているが、彼らが100bpも乗せてきて、そんな仕入れじゃ、ハナっから商売にならないんです!!」
「預金を集めるのも、メガバンに比べて不利な看板なので、金利を上乗せしないと客が来ないし、預金を集める人件費だってかかるんです」
「それなのに、みんなフルローンで金融機関にリスクだけ押しつけて1%前半で出せ。という客が多い。おまけに耐用年数オーバーときたら、こっちもボランティアじゃないんで貸せませんよ!」
「確かに、今だけを考えればそれでも利ざやは出ますよ。けど、将来的に貸し倒れたら、損するのは我々なんです!」
「だから我々は、構造的に、高い金利で安全な先にしか貸せない」
「それなのに、大手は、中小金融機関がせっかく高く貸しているローンを狙い撃ちして肩代わりを提案するんです!」
「防衛で金利競争に走ると、関東財務局から怒られるし」
「地域金融機関は貸出上限の規制もあるので、大ロット一発で稼ぐという技も使えない」
「じゃあ、小ロットで頑張ろうとしても、最近は、メガバンが宣伝がてら、地域の商店街組合の3億円とかいう小口調達に0.5%で応札したりして、妨害してくるんですよ!」
「商店街にローンを出していると、地域の高齢者を囲い組むにはやりやすいですからね!」
「とにかく、地域金融機関は大変なんです」

だそうですよ。