お金は財と交換してはじめて利益確定である

2016/07/29
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某テレビ局勤務の悪い人が
「明日死んじゃうかもしれないから、どんどんお金使った方がいいよ!今から六本木行こうよ!」
と、よく言っているのだが、これは真理かもしれない。

Unrealized profit(含み益)を創造する金融経済システム

任天堂の株価が2倍になり、多くの個人投資家は数百万円単位のunrealized profit(含み益)を得た。
しかし、結局のところ、また元通りに戻ってしまい、個人投資家のぬか喜びは意味をなさなくなった。

これって、じつは、時価総額主義とか信用創造という金融システムの知られざる盲点なのではないかな。
お金をたくさん持っているだけでは、任天堂株が一時的に上がって喜んでいた素人個人投資家と変わらない。
お金は、使って、そこで初めて利益確定なのだ。

なぜなら、世界中の人が、持っている純資産(unrealized profit)を全部使ってパンや酒に変えるというのは、計算上からして不可能だからだ。
世界の株式時価総額、債券発行残高などの金融資産をすべて解消して、物理的な財に一斉交換することは、その仕組み上、できない。
つまりは、人類が保有する純資産のほとんどは、権利行使できないバーチャルな含み益でしかないのだ。

Realized profit(実現益)ベースで世の中を見てみよう

たくさんの資産を持つ高齢者。
使わなければその資産は、ゆうちょ銀行を通じて、財政投融資、国債購入、国費の無駄遣い
建築会社の儲け、銀座のスナックへ という流れで、誰かが代わりに使ってしまう。
結局、その高齢者の人生をrealized profit(実現益)ベースで見ると、与えたものが多く、受け取りは少ない。赤字である。
これは、お金に執着して含み益を増やすことに熱心になりすぎたために、実現益を逃したことに等しい。
任天堂株の個人投資家と同じである。

誰かが夜中まで会社で働いて高い残業代を得ている。パンが高く売れてよかった。ではなくて、
じつは、働かされており、また、貴重な財を誰かに取られてしまっており、マイナスなのだ。

フィリピン人が家族の元を離れドバイに出稼ぎに行っている。
外資系に国内のレアメタル鉱山が買収された。というように考えると、もっとわかりやすいかもしれない。

実現益ベースで考えれば、実際に利益を得ているのは、
お金をもらった人ではなくて、財やサービスの受け手なのである。

そして、このようなrealized profitとunrealized profitを媒介しているのが
経済やお金というものなのだ。よくできたシステムである。

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