2016/12/15

一般の社会人と投資家や事業家の違い

企業に勤める社会人たちは、多方面で均等に能力がなければ生きていかれない。
国語0点、算数0点、物理10点、英語300点では試験に受からないし、朝9時に起きられなければ仕事を得られない。上司とうまくコミュニケーションをとらなければ出世できない。

社会で生きて行くには多様な能力が必要なのである。

そのため、学校教育もそれ目標としていて、均等に能力を伸ばす教育である。各科目90点以上を目指さなければならない。
苦手な科目があれば、最後まであきらめずにがんばって成績を上げる必要がある。
足キリされないために。会社から追い出されないために。

一方、投資家や事業家は、何かひとつだけできればOKである。
実際、算数0点、物理0点、化学などは小学生レベルも知らずマイナス30点くらい。唯一、政治経済だけ+500点のようなやつが多い。

センター試験では政治経済の試験科目としての価値は低い。だが、簡単なのでちょっとがんばれば誰でも高得点が取れる。
そんなマイナー科目の専攻でも、差し引き+470万円儲かるため、※[0,0,-30,+500]=+470
難易度の高い物理と化学をW履修で均等に95点を出してくる優秀な社会人よりも儲けが多い。

そして、投資家や事業家は朝9時に起きられなければ、深夜に働けばいいし、コミュニケーションが苦手でも特に問題ない。

なぜこれが成り立つかといえば、なんだかんだいって、ビジネスの成果は最終的にお金という定量的なものに帰結するからだと思う。
(ビジネスの目的はお金を稼ぐことだといいたいわけではなく、次の一行が重要)
お金は差し引きして損益通算できるので、不得意なことはすべて捨てて、一点集中することが許される。

試験と違って不得意分野での足キリはなく、トータルでお金の勘定がプラスになっていれば誰も文句を言わないわけだ。
朝起きないし話を聞いてないけど、まあ、儲かるからいいかー。というのが許される。

そのため、苦手なことは努力して改善するよりもしないべきである。
少し損が出たらすぐにロスカットするのが得策となる。だめなら放棄すればいいのだ。
最後まで精一杯頑張る必要はない。むしろ、苦手なことを頑張ると傷が深くなるだけである。

そんなことをしている暇があったら、得意分野でプラスを増やすのが合理的である。
苦手分野で稼いでも得意分野で稼いでも、どちらも同じお金であるからだ。

このように、企業で働く面々と投資家や事業家は点数の稼ぎ方がまったくことなる。
それゆえに、考え方も行動パターンもことなるのではないかな。
結果、変な人が多くなる。だが、変なのではなくて能力が均一化されていないだけなのかもしれない。