[2019]セーシェル(経済とオフショア法人)coming soon

オフショア国としての使い勝手

ルールがほとんどなく野放し

ビクトリアやエデンを見回してもオフショア法人関連の看板や店が見当たらない。ということは、完全に書類だけの世界であり、発展途上国によくある切手の発行と同程度の扱い。現実世界の経済にはリンクしていない。法人の維持費用は定額制でそれほどの金額ではないので、政府の収入源としてはそれほど多くないと思われる。

ということは、オフショア法人制度は廃止になっても実体経済に与える悪影響はほとんどない。シンガポールやドバイのように実体経済と経済制度が一体となっているような国がオフショアでなくなってしまったら流入資金は引き揚げられて実体経済にも悪影響であるので、それは簡単にはできない。

しかし、セイシェルの場合はオフショア法人は廃止して観光に専念するようなことはありえなくはない。アングラマネーの流入国に対して経済制裁が行われるような場合。セイシェルとしてもオフショア法人はそこまで金になっていないので死守したいものではなかろう。何かのタイミングで廃止となる可能性もある。

中央銀行と金融庁

中央銀行と金融庁でもこの建物なので、外国から租税調査の問い合わせなどが来ても回答する能力はないのではと思う。

セーシェル基本情報

日本人で知っているのは金融市場の人だけ

リユニオンのチェックインのときにセーシェルの話題になった。99%の日本人はセイシェルを知らない。と言ったところ驚かれた。この界隈ではリゾート地として名声を確立している国。
ドバイ、ムンバイ、コロンボ などから直行便が出ている
欧州系が新婚旅行で来る
基本はバケーションとマリンスポーツ、豪華ヨット停泊マリーナなどを楽しむ国
旧市街はビクトリア。新市街はEden(現地発音だとイーデン)地区。ホテルを取るならばEden地区が新しくて良いと思う。
全体的にいい加減な国

物価がとても高い

・セーシェルルピー=8円
・タクシーは日本の二倍くらいの感覚。観光客価格といえる。空港から20分くらいのドライブで600ルピー(5千円)。ちょっとそこまでの距離でも300ルピー(2400円)を超える。

・現地人向けの汚い店でも物価は高い

規模が小さい国

・ショッピングモール的なものもなくつまらない
・14:30で終わってしまう店も多くある様子
・タクシーの運転手はつまらない島だと言っていた。確かに海外に行くにも遠いし島ではモノが売っていない
・100円ショップのようなアイテムが数百円から1000円位する。これに比べていかに日本のモノが充実しているか分かる。

島国なので入出国管理が厳しい

出国の航空券を持っていないと入国できない。イミグレーション前でネットに接続してその場でとることもできる。

現地人はいかにこの物価の高い島で生活しているのか

庶民の月給は3~4万円

タクシー・ドライバーはEUR 300ほどの月給である。この馬鹿みたいに物価の高い国でどのように生活しているのか聞いてみた。
・タクシー以外にも違う仕事を副業で持っている
・家族5、6人で一緒に住んでいる

規制をうまくくぐり抜けて副業の転売で儲ける

・島の人も中国休暇を取る。1週間から2週間
・ドバイや南アフリカに買い物に行く。ドバイでは一泊40ドルから100ドル位の安宿に泊まる
・旅行の目的は自動車のパーツ等を買って転売すること
・セーシェルでは中古自動車の輸入を認めていないがパーツの輸入は認めている
・パーツを買い集めて島に運び、島で組み立てて自動車にする
・それを転売する

新開発エリア(Eden)

ホテルはEden地区にとるのが良いと思う。

https://www.edenisland.sc/properties-for-sale/all/
500K~2M
2001年から作っていて2008年位作り終えた。Eden Blueは2014開業
Wikipediaによるとドバイの資金で埋め立てが行われたとあるが、現地の人が言うには、当初、セーシェル政府40%、南アフリカ60%のプロジェクトでインドの建設会社に発注していたが、南アフリカが金を払えなくなったため現物支給をして、現在は南アフリカ30%、インドの建設会社30%になったとのこと。
このような資金的なごたごたもあり遅れていた様子。

特産品

Takamakaというローカルラム酒が有名。一本3000円~1万円+まであり。お土産店からの海外発送はフランス、ドイツ、アフリカなど主要な数カ国のみで日本への発送は不可とのこと。DHLなどを頼めば日本へも発送できると思われる。

黒真珠が有名らしいがどこで売っているのか分からず。輸出onlyか。

10億円払うと他国での犯罪者に免罪符

これは世界でもめずらしい制度。

Sun and Shadows: How an Island Paradise Became a Haven for Dirty Money


なんだそれは。と思ってタクシーの運転手などに聞いてみたが、分からん。とのこと。

トルコの麻薬、マネロン、誘拐犯がプラハで逮捕されたが逮捕後に逃走してセーシェルに到着。大金を賄賂として提供したためにセイシェルのパスポートが付与された。
彼はセイシェルに滞在していたものの、つまらない島だ。という理由で新しいパスポートと新しい名前で南アフリカに渡る。
国際的な批難が強かったために1000万米ドル(10億円)払えば犯罪者を受け入れて当たらなパスポートを与える法律は公にはなくなったが、実際にはまだ行われているのでは。という話。


2019/03/15更新