[6] 発展途上国あるある

様々な発展途上国があるがどこでも同じようなことが繰り返されている。
発展途上国の最大公約数をとったら、こんな国家像。というのをまとめてみた。

発展途上国に行く前に読むと発展途上国に対する理解が深まると思います。

社会システム編

ひとことでいうと→
ルールはあるが、決まりどおりに運用されていない。偉い人経由でお金を払うと特権が得られたりする
財政難の時期はグレーなシステムを黙認。先進国化に連れてグレーを徐々に禁止して浄化していく

・不動産を買うと居住権がもらえる。だがこの居住ビザでは現地では働くことはできない
・国土が狭い国はオフショア金融を誘致しており、タックスヘイブンである
・会社を作るときは現地人に株を半分持たせる必要がある
・よくわからない現地人優遇制度がある(ブミプトラなど)
・不法移民が建築現場で強制労働させられている
・公立学校や病院は無料であることも多い

税金編

ひとことでいうと→
納税率、捕捉率が低い

・税金は公式には高いが納税率が低い
・VATが高い。10-15%くらい。
・タックスヘイブン税制

経済編

ひとことでいうと→日本では、東京の大卒=プレミアムエコノミー、政治家や財閥系創業者=ファーストクラス でありLCC級とビジネスクラス級に該当する市民は東京にはほぼいない。
それに対して、発展途上国では、
一般市民は月給3万円のLCC級生活、先進国から来たエキスパットや事業家など外国人が億円単位のコンドミニアムを買うビジネスクラス、大統領ファミリーがファーストクラス。
そのため、一般市民が「誰のための国なのだ」と文句を言っている。

・貧富の差が激しい
・きちんとしている場所と汚い場所の差が激しい
・安くて良いものはない。ホテルは2万円台で日本人が納得できる最低限(4-5つ星)。5万円以上でジュメイラ、セントレジス、マンダリンオリエンタルなどラグジュアリーホテル
・こんな低品質なものがなんでこんなに高いのか。という価格設定。日本が一番高いわけない
・小規模で可もなく不可もない店は日本人、韓国人、中華系などアジア人がやっている
・きちんとした店は欧米系がやっている
・空港にstop human trafficking(人身売買ダメゼッタイ)のバナーが出ている
・Sex tourismや外国でのマネロン、脱税など金融犯罪を黙認して稼いでいる国が結構多い。IMFに目をつけられている。IMFを怒らせると支援金がもらえないので悩む
・経済が外国人の投資頼みのことが多い

現地人の暮らし編

ひとことでいうと →
月給は3万円。ひとりでは生きていかれない。家族で協力しあって暮らしている

・ブルーワーカーの月収が3-5万円
・中流以下の家庭では、家族が5-6人でひとつの家に住んでいる。シェアハウスによる生活コスト削減的な暮らし方。戦前戦後の日本のような暮らし
・日本には売っていない日本製家電の低価格ラインが売っている(エアコンや洗濯機など)
・ノキアなど低価格携帯が流行している。iPhoneは高いので買えない
・メイドや土木作業員は貧しい国からやってきた出稼ぎ労働者で奴隷というほどではなが一般人とは明らかに平等ではない
・子供が外国大学に行くこともあるが子供は留学先で働きながら大学に行く。飛行機代くらいは親が出す様子

政治編

ひとことでいうと→
選挙があるんだかないんだか分からないくらい政治が独裁的

・大統領はこの街にいろんな施設を作って街はどんどん発展していますアピール
・大統領のファミリー企業や友人が港湾や不動産など国権に関わるビジネスで膨大な利益を上げている
・警察が賄賂をもらう
・警察に賄賂を払うと逮捕されても釈放してもらえる
・大統領が変わると前大統領が投獄される
・大統領が変わって、前大統領があまりに国益に反するずさんな契約を中国としていたことが判明(前大統領が賄賂をもらっていたため)

インフラ編

ひとことでいうと→
道路が大渋滞。ディーゼル車の排気ガスがひどくて街が歩けない。公共施設が汚い

・日本のODAで作った橋梁を使って中国人が商売をしている
・道が汚いので移動が疲れる
・電車がないのでバス停に人がたくさん並んでいる
・有名なホテルに宿泊しないとタクシーが捕まらないタクシーを呼んでも場所がわからない
・タクシーにメーターが付いていない。ドライバーの言い値。だが、だいたいどれに乗っても同じ値段。タクシーはぼったくりが当たり前
・タクシーは意外にきちんとした日本車であり日本の田舎のタクシーよりも車種は良い(日本から輸入した中古車でナビが日本語版)
・中国がインフラに投資している(一帯一路以降)
・ひどいところだと入国審査でチップを要求される
・空港の人が日本パスポートの強さを理解していない。日本人はビザ免除。これは本当なんだけど。というのが通じなくて飛行機に乗れなかったり。当然、調べてくれたりはしない
・水が濁っている。おそらく5星ホテルは独自に大型浄水器を入れている
・閑散とした空港でも飛行機は必ずドバイだけには飛んでいる

不動産編

ひとことでいうと→
発展途上国だから激安で中心部が買えるのかと思ったら日本より高くてがっかり

・外国人が買える不動産と買えない不動産に分かれている
・お金持ちはホテルレジデンスに住んでいる
・インフレが顕著で一般的な国民は都心に住めなくなっている
・築年数が経過していない建物でもかなり汚い
・内装の仕上げ、特に水回りのコーキングなど細かい造作が下手
・物価が安い国でも中心部の不動産は安くない。現地人の給料は月給3万円だが中心部の不動産は1億超え
・不動産業者と話すと宿泊しているホテルを言わされる。そのため高いホテルに宿泊しなければならない。高額物件を見るならある程度の身なりも必要
・不動産営業の人の説明をウェブで確認すると彼の説明はほとんどの場合に間違っている
・都市部の土地の値上がりで儲けた人がいる

不動産借入編

ひとことでいうと→
自己資金比率は基本的に30%

・自己資金比率は最高でも30%。悪いと50%。居住ビザを取るともう少し借りられることも。
・借入金利は国によるが3~8%と高い
・期間は30年もの長期が出ることは少ない。最大でも25年くらい
・売り主デベロッパーが分割払いを提供していることもある(セラー・ファイナンス)

都市開発編

ひとことでいうと→
新市街に新しい建物をたくさん建てている。新市街は日本よりも先進的。旧市街は汚い

・旧市街と新市街で明確に分かれている(日本のように高層ビルと数百年前の寺社仏閣が同じエリアにあることはない)
・日本を含めアジア系人種の作った街はなんとなく美しくない。狭い、広告をガンガン貼る、ゴミを捨てるなどが原因で街並みが汚い
・英国、フランスの統治下にあった国は発展途上国でひどいといっても限度がある
・一番良いホテルは必ず欧米系か香港系である。これは東京でも同じ
・リゾートホテルは、市街地とは完全に分断されているプライベートアイランドなど孤立した別世界に新造する
・現地企業がやっているホテルは新しい5星でもいまいち。20年前の先進国のような感じのデザインとサービス
・お金を集めながら開発プロジェクトを進める(先に満額の資金手当をしない)ため、金融危機や集金の目論見ハズレで長期間にわたり工事が止まる

人柄編

ひとことでいうと →
若い人と適当な人が多い。細かい仕事、高度な仕事は苦手

・マイ・フレンド!と声をかけてくるやつはろくなやつがいない。まともな人の会話はグッド・アフタヌーンから始まる
・お釣りが適当
・レストランで注文してから出てくるまで日本の2倍以上かかる
・店員同士がおしゃべりしていて仕事が進まない
・一般的な商店やタクシーだと10円程度の誤差は誰も気にしない
・警備員がいてもサボっていて入場禁止エリアを通過できたりする
・タクシーの運転手が売春や麻薬をおすすめしてくる
・パイロットなど高度な能力が必要な仕事は自国では人員がまかないきれず欧米人が監督している
・日本から来た?日本車は最高だね。と毎回言われる
・現地人シェフが作っているレストランはうまくない。フランス人など先進国から来たシェフが現地料理を作っている店は高品質
・高度な仕事はできないが英語はまあまあ話せる


2019/03/15更新