[2019]スリランカ(基本情報)

スリランカはどんな国

 
日本人の想像するスリランカは未知の国である。
インドに近いからインドっぽいのかな。貧しいのかな。電気や水道は通っているのかな。産業は紅茶しかないのかな。というのが正直なイメージだろう


しかし、実際に行ってみると、近代的な高速道路(日本製)に出迎えられ、コロンボ市の中心部は日本よりも近代的なビルが建ち並ぶ。


おお、これはすごい。と思ったら、近代的なのは中心部だけで少し離れるとタイの郊外のような風景。
まさに発展途上国という感じである

中国の一帯一路政策の煽りを受けて大変なことになっているという噂を聞きつけ、その様子を見に行った

爆弾テロ

2019/4/21 訪問の一ヶ月後。このシャングリラ・ホテルで大規模な爆弾テロあり

 
(写真=AP通信などより)
テロは低所得者の繁華街ではなく一等地で行われている。これは日本で言えば、帝国ホテルとパレスホテルと明治神宮で同時にテロをされたようなものでショックの大きい事件

基本経済統計

・人口2,000万人+
・労働力人口(labour force participation rate)は54%くらい
・失業率4.2%(2017)
・1スリランカ・ルピー(LKR)= 0.62 円

・紅茶以外に何もないイメージに反して、GDPに対する農業比率は1割に過ぎず、GDPの6割は金融、建設、不動産など内需中心の様子。服飾など工業も3割ある。

言語

街中の表記は基本的に英語であることは好感が持てる
スリランカ人の発音は独特(インドなまり?)で、英語のネイティブスピーカーでも聞き取れていないことがある

宗教

宗教は仏教。モンクが歩いている。

周辺国との関係

TATAのトラックがたくさん走っている。インドとは関係性が深い。

教育と医療

病院は手術も薬も無料とのこと。公立学校も無料。
モルジブからもメディカル・ツーリズムの人が来る。「インドに行かないでスリランカに来るのはインドよりスリランカの医療の質が良いからだ(現地人)」とのことだが、できればスリランカの病院の世話にはなりたくない


政策金利8%、1年国債が10.5%(2019/3現在)であるが定期預金の金利は15%らしい


ここまで金利が高ければ不動産が値上がりするのもある意味当然。

税金

消費税(VAT)

消費税は15%

自動車の関税

タクシードライバー曰く、車の輸入には300%の税金がかかるとのことであったが、これは改造された大人数輸送バスなど特定の車のみが対象であり、通常の車は下記の輸入税をすべて合計しても50%程度の関税。現地人の話はそのまま鵜呑みにしてはいけない

関税ほかでかかる税金の種類
Customs Duty (Preferential and General)、Nation Building Tax (NBT)、Value Added Tax (VAT)、Port and Airport Development Levy (PAL)、Excise (Special Provisions) Duty (ED)、Special Commodity Levy (SCL)
http://www.customs.gov.lk/tariffchanges/home

スリランカの主要な街

コロンボ

フォート(要塞)には政府機関が集まっていた。正しい要塞の使い方
経済的にも中心地

スリジャヤワルダナプラコッテ

ジャヤワルダナは第2代大統領名
行政機能と王宮の街。コロンボとはほぼつながっている距離感。地理的には近いが渋滞で距離感以上に時間はかかる

キャンディー

行ってないが、日本企業で開発を試みているところがある様子
http://open_jicareport.jica.go.jp/pdf/12320214.pdf

ゴール(Galle)

古代の塞(fort)と国際貨物便が来ている街。コロンボから車で2時間


海を見る人たち


KPMGの支店。こんなところでどんな仕事をしているのだろうか

ハンバントタ

中国の一帯一路で港が占領されてしまった街

首都コロンボの街並み

コロンボの中心部は日本よりも先進的な建物が建ち並ぶ


なぜこうなっているのか。この秘密はスリランカにおける中国の一帯一路編をご覧ください


なお、コロンボで宿泊するならば、シャングリラホテルの一択となろう。一泊2万円くらい。値段の割にはきれい。
スリランカにいいホテルは少ない。


中心部にグランド・ハイアットができる予定

街並みはきれいではないが思っていたほど汚くない

汚い広告べた貼りも少なく全体的にきれい。きれいというほどではないがバンコクよりはきれいかも?
イギリス植民地時代があった影響か。

・町中が歩ける(場所もある)のは発展途上国にしてはめずらしいが、もちろん歩けない場所も多い。

カジノがある

Berlys

一番良さそうなカジノ。広いフロアが1フロアのみで中華圏とは違ってスーパーVIP onlyみたいなコーナーはなし。そのため、夜の楽しみとして遊びましょう。という感じだが、数万円程度を払い出しする人は非常に多く、現地では(日本人の感覚としても)お金持ちが遊んでいる。

Marina Casino

タバコが煙すぎるから帰ると言ったところ「いや、禁煙ブースもある」と中に連れて行かれ「あ、やっぱ、なかった」ということになり、
「専用の禁煙ブースを作りたければUSD 5K-10K(50-100万円)くらい賭けてくれ」と言われた。「USD 100くらいの予算」と言ったら、少ないと言われた笑

コロンボ市の最先端エリア

シャングリラホテル周辺

 


スリランカのイメージとまったく違う近代的なエリア。


シャングリラ横に同国最大となる新しいショッピングモールができるとのこと


ほかにもたくさん建てている


ユニークな形のコンドミニアム

交通網

タクシー

Uberあり。安い。数百円で遠くまで行かれる
トゥクトゥクにもメーターが付いていたりして公正な交通の雰囲気を出しつつ、メーターを使わないで値段交渉してくる

トゥクトゥクが多すぎて渋滞している。多すぎるのでトゥクトゥクドライバー向けの税金を徐々に値上げしている
タクシードライバーの日給は、2200ルピー。1500円くらい。そこから換算すると月給は3-4万円

まあまあ渋滞

まあまあひどいがバンコクほどではない。

古い鉄道

ドアがなくてごった煮的な乗り方。古い車両

世界でもめずらしい水上着地の国内便

マッタラ・ラージャパクサ国際空港は、2019年3月現在は1日に2便ほどの国内便が出ているのだが、コロンボ(Waters Edge)行きは座席が10席もない。筆者は便利に利用させてもらったが、小規模すぎて経済的には無意味

水陸両用の単発プロペラ機で、着陸が都心の湖上というのは未来な感じで良いのだが

道路と日本のODA

日本が作った高速道路

写真はないが空港を降りてすぐに高速道路がある。日本と雰囲気が酷似。日本に帰ってきた感覚。ETCあり
https://www.taisei.co.jp/ss/theme/overseas/network/09.html
ODAで大成建設が作ったらしい。日本と同じようにきれいでよくできている。高速道路は3車線あり緊急車両用の通路があるのが日本設計的

中国が作った高速道路


いい写真がないが、なんとなく雑で、比べるとすぐに分かる。高速道路は延長工事をやっていたり現在進行形で発展中

特産品

繊維と服飾

服飾は同国の最大産業
ナイキ 世界生産の40%はスリランカ製。ラルフローレンもスリランカで作っているとのこと

紅茶


セイロン紅茶 ブランドとしてはDilmahが世界的に有名。Basilurもメジャーの様子
産地により出荷先が違い 南部の茶葉は 中東へ。北部は欧州日本へと分かれているらしい
田舎は家族経営農業小規模とのこと

その他

ゴム、ココナッツ、たばこ、グッピー(観賞魚)、木のスプーン、シナモンの木、グラナイト(レアアース)などが産出される
石油精製もやっているらしい。

スーパーマーケットと物価

ARPICOスーパーマーケット


安っぽい家具だが安くはない。8万円くらい。発展途上国の建材は、本物の素材(MDFやダイノックなど人造系ではないという意味で)なのだが一番安いやつ。というのが基本か

高級なグロッサリーストアCargills (Ceylon)

Cargills という財閥系。銀行もやっている。スリランカのフライデーズやケンタッキーもフランチャイズ経営している


グロッサリー
フルーツコーナーとは別にバナナコーナーあり。いろんな種類のバナナがある

庶民向けのスーパー


ヒルトンレジデンスの近くにあるスーパーKeells
30円、50円と安いが、売っているアイテムは見たことがないメーカー
発展途上国の現地人向けの安価な食品というのは我々が普段目にするものとは違う種類のものの様子


2019/03/24更新