2021/01/03

借りぐらし50(複数ローン合成シミュレーションアプリ)

借りぐらし50とは

不動産賃貸業は、ある程度の規模になってくると、複数の金融機関から複数の借入をしてその資金管理をするのが一般的です。
それらの複数のローンを合成して一本のローンと考えたとき、どのような支払いになるのかを計算します。つまり、ローンのアグリゲーションのシミュレーションです。
ローン本数は最大50本まで登録できます。
「物件耐用年数内に借入金の償還が終わり、めでたく正常先となるのか?」
「2050年の借入金残高は全部でいくら?」
「短期の運転資金借入を早期返済したら月の返済はだれだけ軽くなるのか」
などをシミュレーションする際に使えます。

動作環境(注意)

本アプリはExcelシートです。xlookup関数を使っているためOffice 365でのみ動作します。Excel 2019以下は不可
Celeronでも動くとは思いますが、けっこう重い処理をしているので、メモリ8GB、Core i7(論理10コア++)くらいでないと遅いと思います。
データ量が多すぎて、ピボットテーブルの日付範囲の自動グループ化が無効(自動で四半期などにグループ化されない)になっているようです。

ダウンロードはこちらから

/001/wp-content/uploads/2021/01/kari50_v2.zip(Office 365が必須です)
現在の最新バージョンは2020年1月3日版のver2です。

出力例

金融機関×時系列で当月返済額の推移を実額表示

使途を運転資金に絞って集計なども設定できます。

毎月の支払額を時系列でグラフ化

毎月の元金支払い額を時系列でグラフ化

金利支払いを時系列でグラフ化

毎年末の借入金残高推移を表示

できることは以上です。シンプルですが金融機関へのプレゼンで大活躍。

使い方

dataシートの基本情報欄に借入情報を入力するだけ。(入力された情報がどこかにアップロードされることはありません)
データを入力したら、必ず、データ>すべて更新 を押してピボットテーブルを更新してください。見ればだいたい分かると思います。

未使用=アプリ上では使っていません。メモ欄です。
状況= 完済 を入力すると集計から除外されます。それ以外の文字列は認識しません。
使途= ピボットテーブル上で使途ごとにフィルタできます
対象物件、借入主体、当初借入額は普通に入力してください。
当初借入日=日付形式で入力してください
金利=1%で借りているなら(0.01ではなく)1.00を入力してください
借入期間= 単位は年で入力してください
返済方法=元利均等か元金均等 どちらかの文字列を入れてください。それ以外を入力すると動きません。

このアプリのすごい点

・借入日付を入力するだけで自動的に返済開始年月、完済年月をグラフ上に描画します(当たり前ですが、ローンごとに借入日が異なっていても自動で整理します。これはExcelで実装するのはそれなりに頭を使います)
・過去(借入開始日)に遡ってシミュレーションができます
・VBA未使用、非常に簡単な計算式だけで構成されているシンプル構成。これよりシンプルには作れないと思います。

計算仕様

グラフのデータはそれぞれの年の12月時点の数値です(期末残高)
2020年=100万円 と出ていたら、それは2020年12月の支払いや残高が100万円であることを示します。
以上、ver2で仕様変更しました。

計算精度の限界

・たとえば、2月1日に借り入れて、毎月20日に返済というような設定の場合、初回返済額で端数が出たりすることから多少計算が合いません
・またそのような場合、返済の回号計算が一回分ずれる可能性があります。
・返済日が銀行休業日の場合は休業日分の計算が合いません。
・金利の先取り、後取りまでは考慮していません。
コロナ融資の正確な計算には非対応。インタレストオンリー、テイルヘビーやバルーン、ネガティブアモチゼーションには対応していません。

いずれも集計上は大きな問題になりません。ただし、コロナ借入がメインの人はご注意ください。